丸亀製麺の年明けうどんを食す。特大海老天×神戸牛のプレミアム感
年明けの食べ物といえば、おせちや雑煮が思い浮かぶだろうが、最近は「年明けうどん」が流行りつつある。この年明けうどんとは、さぬきうどん振興協議会が新たな麺食行事の普及を目的として提唱している「年明けに縁起を担いで食べるうどん」のこと。2009年から展開されていて、定義としては元旦から1月15日まで食べるうどんのことを年明けうどんと呼ぶそうだ。とは言え、年明けうどんが定着しているとは言いがたいのだが……。
そんな年明けうどんの新商品があると聞いて伺ったのは、大手うどんチェーン「丸亀製麺」の冬の新商品試食会。どんな“めでたい”うどんが出てくるのか……と、期待半分の記者の前に出されたのは特大の海老天と神戸牛の入ったうどんであった。
神戸牛と特大の海老天がインパクト抜群の一杯。その名もズバリ「神戸牛と特大海老天うどん」だ。何の捻りもないストレートな名前には、好感が持てる。だが、もっと驚いたのはその味。神戸牛の脂の旨味、軟らかい肉、食べ応えも味も素晴らしい海老天と、一杯で2度、3度と満足できる一杯だ。
だが、神戸牛の脂と天ぷらのコクがケンカしてしまうのでは……とも思ったのだが、食べてみると神戸牛の旨味と天ぷらのコクが見事に調和して、後引く旨さに昇華していたのである。そこに別添えの生七味を加えると、最後まで飽きの来ない味になって、さらにもう一口、あと一口と箸が進む。
旨さの秘密は贅沢な食材を使っているからという理由だけではない。なんとこの「神戸牛と特大海老天うどん」は1杯ずつ、作られるまさにプレミアムな一杯なのだ。だしを一人前用の鍋に入れて、そこに神戸牛を入れて温める。そうすることでだしに神戸牛の脂身が加わり、濃厚で旨みたっぷりのだしに仕上がるのだ。そこに特大の海老天が乗るわけで、これが旨さの秘密となっているのである。ちなみに、神戸牛のだしの旨みを吸い込んでフニャっとなった衣は最高に旨い。
麺をすすり切ったら、最後にご飯を投入し、半熟卵を入れてかき混ぜれば、最高級のおじやが完成するのでは……と想像してしまった記者。思わず、「半ライスを……」と広報さんに言いそうになった。神戸牛という最高級の牛肉と、豪華な海老天がコラボした年明け一発目にふさわしい至高の一杯だ。
神戸牛旨い! 海老天も旨い! ごはん入れたい!
旨さの秘密は1杯ずつ鍋でつくること
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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