仕事

正月から深夜残業…コロナのしわ寄せで休めなかったメーカー社員の年末年始

正月早々、終電帰り

夜食

家に帰れない日もあるので、同棲している彼女に夕飯は作らせていないという原田さん。カップ麺や菓子だけで済ますこともあるという

 1月2日、午前9時に出社し、マネージャー2人で終電まで業務をこなしたと語る原田さん。さらに3日は午前9時~午前3時まで就業したという。 「しかも、ただでさえ忙しいのに派遣社員からやたら相談の電話やLINEが来るようになったんですよ。初めは業務相談だったのですが、だんだん『会社を辞めたい』という相談になり、時間かまわず電話がかかってくることも。大晦日の夜中に電話が来て、同棲している彼女に疑られて大喧嘩になりましたよ。激務のせいでここ数ヶ月、夜のほうもサッパリなので機嫌が悪いというのもあるようですが、毎日疲れすぎてとてもそんな気分になれませんね……」  現在、システム管理以外にもカスタマーサポートの派遣社員の管理にも追われているという原田さん。コロナにより繁閑の格差が広がる現代社会。「忙しいのはよいこと」とは言うが、原田さんの疲れきった顔を見るとそんな言葉をかけることはできなかった。<取材・文/結城>
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