新入社員がパニック障害で退職…30代でもブラック企業は辞めるべき?
―[とんでも新入社員録]―
突然の激しい動悸に大量の汗、震えやめまいなどに襲われるパニック障害に悩まされる人が近年増えている。しかも、いつ誰にでも起こりうる可能性があり、発症後も会社に残るのは決して簡単なことではない。
もし新入社員が入社早々パニック障害を発症してしまった場合、先輩社員としては「あいつはメンタルが弱かった」で済ませるか、「この会社にいたら自分も危ない」と思うかーー。
連日の激務でパニック障害に?
「当時、私がいた営業部はブラック部署の呼び名に相応しい殺人的な忙しさで、配属されたばかりのY君の面倒を見る余裕は誰にもありませんでした。課長は新人には明らかにキャパオーバーの仕事を与え、ほとんどフォローもしていませんでした。
私や部署の同僚も日中は外回りで、夕方会社に残ってから夜遅くまでデスクワークという有様。そのため、夜9~10時まで残業することも珍しくなく、その環境に慣れていた私たちならともかく、Y君にとっては死ぬほど辛かったはず。一応、声をかけてはいましたが、『大丈夫です』と返事するのでこちらも放置してしまったんです」
だが、入社から3か月が過ぎた夏のある日、Y君は入社以来初めて会社を欠勤する。
「翌日、翌々日も休み、欠勤4日目の朝のミーティングでY君が病気療養で1か月間休職することを告げられました。その場では何の病気かは明かされませんでしたが、後日課長からY君がパニック障害を発症したことを伝えられ、『復帰した際は、あいつを助けてやってくれ』と頼まれました。私は彼がそこまで追い詰められていたとは思っていなかったため、何のフォローもしてあげられず申し訳ない気持ちでいっぱいでした」
会社を休業するも復帰できずに退社
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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