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高学歴なのに低収入になった女性の共通点。男性頼みには抵抗あり

平気で自分を犠牲にしてしまう高学歴女性

 しかも、高学歴の女性は弱者救済の制度にはそれまでの人生で必要に駆られなかったゆえ、疎い。 「日本は先進国だから誰かが助けてくれる、自分は高学歴だから大丈夫、といった心理が働き、平気で自分を犠牲にしてしまう。搾取されている自覚もないままヤミ金に手をつけることもしばしば。  でもそうして楽観的に生きてきた人がいざ自分の生活基盤を失ってしまうと、もはや自力で立ち直るのは難しいのが今の日本なんです」 高学歴貧困の末路

真面目な高学歴女性の多くは男性頼みに抵抗

 貧困女性の中には、高収入男性と出会い救われる者もいるが、真面目な高学歴女性の多くは男性頼みには抵抗があると言う。  地頭はいいはずの彼女たちは、愚直に多くを望まず、押し黙って貧困の階層を漂い続ける。
中村淳彦氏

中村淳彦氏

【ノンフィクションライター中村淳彦氏】 貧困や介護、風俗など、社会問題に切り込んだ取材・執筆を手がけるライター。著書に『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)など社会的弱者を扱ったものが多数 <取材・文/松嶋千春(清談社)>
様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。
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