恋愛・結婚

コロナで変化する水商売。昼職を辞め熟女キャバ嬢に転身した女性も

昼職を辞め熟女キャバ嬢に転身

優子さん

優子さん

 一方、キャバクラには別の変化が。昨年11月からの時短営業要請で現在、昼間から開けているキャバクラは増える大阪・梅田。そこで働く熟女キャバ嬢の優子さん(仮名・41歳)に話を聞いた。 「以前は兵庫県の実家に親と子供と暮らしていて、神戸の貿易会社に勤めていました。しかし、職場の人間関係に悩んで昨年3月に退社したんです。それから、転職活動を始めようとしたのですがコロナの不況でなかなか見つかりませんでした。仕事が見つかるまでの繋ぎとして神戸のスナックで働くことになったのですが、実家なので親にうるさく言われました。なので、子供を実家に預けて出稼ぎという形で私1人だけ大阪に引っ越してきたんです。  今の店は昨年までは夜間営業だったそうですが、キャストは昼と掛け持ちのキャストばかりだったようです。しかし、今は時短営業が要請されたので営業時間が繰り上げられて午後1時からの営業に。その結果、掛け持ちキャストが出勤できなくなり、ほとんどが辞めてしまったそうです。今、働いているのは私のようにコロナで失業や働き先が見つからなかった…というキャストがほとんどなんです」  他のキャバクラで話を聞いてみても、優子さんのようにコロナで職を失った女性キャストが多数働いていた。緊急事態宣言や時短営業によって、大きく入れ替わったキャバクラ嬢達。延長論も出始めている今回の緊急事態宣言で今後、どう変わっていくのだろうか。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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