「稲川怪談」30年の軌跡。ファン同士が結婚、怪談は暴走族にも愛されている
怪談界のレジェンドである稲川淳二さん(73歳)。全国を巡る「稲川淳二のミステリーツアー」は、2022年に30年連続公演という前人未踏の記録を目前に控えている。
稲川さんにその原動力を聞くと「ファンの存在がとても大きい」という。怪談というコンテンツを開拓し続けるなかで、どのようなファンと交流が生まれたのか。印象的なエピソードを語ってもらった(以下より本人談)。

大阪といえば「お笑い」といったイメージの人が多いでしょうが、実は怪談好きな方も多い地域柄なんですよ。まだ本格的に怪談ツアーを始めたばかりだったときも、大阪だけはいつも会場をいっぱいにしていただいて、ありがたかったなぁ。ただ、さすがと言うべきか、なかなか面白い人も多かったです(笑)。
会場の近くに大きくて綺麗な公園がありまして、公演前に少し散歩していたんです。池のそばにある東屋(あずまや)に、複数のホームレスの方が休んでいらっしゃってね。私を見つけると「おーい、稲川さん!」と手を招いてくれるんですよ。
行ってみると、そのうちの一人が「応援してるよ!」と声をかけてくれたついでに、手に持っていたよく分からないお酒を私にくださいましてね。受け取ろうとすると、他のホームレスがその人の頭を叩いて「馬鹿野郎! 新しい酒をつくれ!」と気を遣っていただいたことを覚えていますよ。私が怪談をしていることなんて知らないはずなんですが、心遣いが嬉しかったなぁ。
ほかにもこんなことがありました。

公演が終わって会場の地下駐車場から出てくると、出口で暴走族のオートバイが、20数台並んで待っていた。あのときは一瞬、肝が冷えましたね。そして、タクシーの後を追いかけてくるんです。
1台1台タクシーに近寄ってきて、「稲川さん、ありがとー! また来てくれ!」と言うんです。
いやぁ、運転手さん、驚いてましたね。「こんなことあるんやなァ」と。なんというか大阪の方には本当に愛していただいたなぁと感じました。
大阪は「怪談愛」が溢れる土地

怪談は暴走族にも愛されている!!

1
2
WEBコンテンツ制作会社「もっとグッド」代表取締役。ライター集団「ライティングパートナーズ」の主宰も務める。オウンドメディアのコンサルティングのほか、ビジネス・社会分野のライターとしても活動
記事一覧へ
記事一覧へ
●稲川淳二オフィシャルWebサイト
https://www.j-inagawa.com
●MYSTERY NIGHT TOUR 2021 稲川淳二の怪談ナイト
http://www.inagawa-kaidan.com
●YouTubeチャンネル『稲川淳二メモリアル【遺言】』
https://www.youtube.com/channel/UCwBwI0hGtHAp-ZPT_dR1_DA/videos
●ニコニコチャンネル
稲川淳二のファンと怪異があつまるチャンネル
https://ch.nicovideo.jp/j-inagawa
※2021年1月22日に開局
https://www.j-inagawa.com
●MYSTERY NIGHT TOUR 2021 稲川淳二の怪談ナイト
http://www.inagawa-kaidan.com
●YouTubeチャンネル『稲川淳二メモリアル【遺言】』
https://www.youtube.com/channel/UCwBwI0hGtHAp-ZPT_dR1_DA/videos
●ニコニコチャンネル
稲川淳二のファンと怪異があつまるチャンネル
https://ch.nicovideo.jp/j-inagawa
※2021年1月22日に開局
【関連キーワードから記事を探す】
「臭い」「ヤバい」孤独死の現場で“バズ狙い”の特殊清掃業者が増加…発信する側の倫理とは
「お前らみたいな仕事には、ろくなやつがいない」特殊清掃業者が明かす、偏見や誹謗中傷に対する苦悩
トップアスリート担当の柔道整復師が教える「正しい健康系動画探し」4つのポイント
43歳で無期限休業…メディアから姿を消した“川越シェフ”が、20代女性経営者の説得で「YouTubeデビュー」を決めた理由
生成AIで「素人でも1億円稼げる」時代に。レッドオーシャンでも勝てる“金脈”の見つけ方
この記者は、他にもこんな記事を書いています


















![[デジタル主権]戦争](https://nikkan-spa.jp/wp-content/uploads/2026/08/81XZmecJZjL._SY522_-125x207.jpg)



