仕事

コンビニ店員が見た「夕食難民」の増加、弁当求めてハシゴする客も

 緊急事態宣言が延長された。多くの飲食店は20時までの時短営業、そのおかげでサラリーマンをはじめ、夕食に困ってしまう人が続出。「夕食難民」という言葉も生まれた。  筆者はコンビニに勤務しているが、コロナ禍で客足も遠のいていた。スタッフ数も減らされ、勤務時間も少し短くなっていた。そんな生活にも慣れた頃、今年1月に2度目となる緊急事態宣言が発出されたのである。そこで今回は、“コンビニで働く側から見た”変化をお届けしたい。

飲食店の時短営業の裏で「コンビニが急に混み始めた」

コンビニ

※写真はイメージです(以下同)

 正月は例年と変わりなく、筆者の働く店舗は暇であった。そんなとき、緊急事態宣言が再び発出される見込みとの情報が飛び込んできたのである。  正直、これから店はどうなるのだろうかと心配だったし、店長も不安がっていた。だが、このような事態を想定してスタッフを減らしているのでどうにか乗り切れるとは思っていた。ところが、宣言から3日後、状況が変わってきた。  急に混み始めたのだ。正確に伝えると、1日の売り上げとしては以前よりも少し良くなっている程度。筆者の入っている時間帯の18時から22時までが忙しいのだ。  18時半に商品の納品があり、品出しをする時間なのだが、客足と被って全く作業が進まない。この時間帯は店長と2人体制なのだが、もう1人いなくてはまわらない状況だ。

弁当を求めてコンビニをハシゴする客

おにぎり そして日々、客が増えていくので、それに比例して納品もどんどん増えていく。正直、最近は出勤するのが億劫になっている。  最初のうちは不思議に思っていたが、19時半頃から急増することに気がついた。  通常、忙しい日でもこの時間帯は品出しに集中できるのだが、弁当やカップ麺、揚げ物などが売れまくる。一体どうなっているのか。  友人に聞くと「20時に飲食店が閉まってしまうからだよ。だから仕事終わりにテイクアウトの店に寄るか、コンビニで買う生活になった」とのこと。  仕事で疲れた後は料理が面倒な人が多いのだろう。独身で自炊ができない人は、さぞ困ったに違いない。  そして20時を過ぎた頃からさらに混み始め、食べ物とお酒ばかり売れる。飲食店が開いていたら、この時間帯は本来、客が少ない。居酒屋やチェーン店代わりにコンビニが使われているようだ。  21時になると、入ってきた客が弁当などを陳列しているガラガラの棚を見て、すぐに出ていってしまうという現象が起こる。常連の若い男性客に話を聞いてみた。 「この時間、飲食店が閉まってしまうじゃないですか。だから何か食べたくてコンビニをまわったんですけど、どこも欲しいのがなくて。ここにも、やはり、めぼしい弁当がない……。でも、腹が減ったのでこれ買っていきます。温めお願いします(笑)」
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すぐに「本部に苦情を入れる」と威嚇する客
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