20時閉店で“夕食難民”が発生中。Uber Eats配達員は「今が稼ぎ時」
関東の一都三県を皮切りに、各地で二度目の緊急事態宣言が発令された。飲食店の営業は20時まで、酒類の提供は19時までとなり、「夕食難民」といった言葉も話題になっている。Uber Eatsなどのデリバリー対応店も、夜間はデリバリー中止もしくは店舗自体を休業とする店が増えている。
いま、会社員の“副業”としても注目を集めるUber Eatsなどの配達員。「夜が稼ぎ時」とも言われているが、緊急事態宣言を受けて、配達員たちの稼ぎに変化は起きているのだろうか。じつは、むしろ「今がチャンス」との声もある。いったい、どういうことなのか?
前回の緊急事態宣言時には配達員の増加と店舗の休業が影響し、「1時間に1件運べればマシ」という状況だった。今回もそんな「激渋」状態かと思いきや……筆者が複数の配達員たちに取材したところ、意外な事実が浮かび上がってきた。
なんと、今が“稼ぎ時”だというのだ。
横浜で配達員をしているあゆむさん(Twitter:@ayuumu5)はこう語る。
「緊急事態宣言が出たからといって、“注文が減った”など大きな変化は感じていません。むしろ、20時以降の鳴り(※配達リクエストが入ること)が増えた印象です。僕は20時半くらいまでしか配達しませんが、周りの配達員を見ていても21時半まで鳴りは良さそうです」
また、都内を中心に稼働している女性配達員のOShIZUさん(Twitter:@luv_ubereats512)も、稼ぎに影響は出ていないという。
「緊急事態宣言が出たから鳴らなくなった、とはあまり感じていないです。20時以降はテイクアウトのみ展開されているお店も多いので、『鳴らなくて渋い』というのは無いです。ただUberは天気に左右されるので、暖かい日は鳴りにくいですね。皆さん外出しやすいのか、中々注文が入らないです。寒い日や雨の日はかなり鳴っています」
OShIZUさんは平均して1時間に3件、多い時で4~5件配達しているそうだ。
1時間に3件運んだ場合、報酬は1000円ほど。時間帯とエリアによってはインセンティブも加算されるため、1000円以上になることも。十分に「稼げる状態」と言っていい。
関東の一都三県に遅れて緊急事態宣言が発令された関西でも、「コンスタントに稼げている」という声が多い。前回の緊急事態宣言下と何が違うのか?
今が稼ぎ時「20時以降の鳴り(配達リクエスト)が増えた」
テイクアウト対応の店もあるので「稼ぎに影響は出ていない」
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福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0
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