Google Mapが大幅進化していた。電車の現在位置をリアルタイムで把握
2月からGoogle Mapが大幅進化を遂げた。我々現代人はスマホの位置情報機能をGoogle Mapに反映させているが、何と電車の現在位置も分かるようになったのだ。
静岡県静岡市に住まう筆者。仮にこの土地から一歩も出ることなく、JR上野駅からJR新宿駅までの電車アクセスを検索してみる。もちろん、使うのはGoogle Mapだ。
目的地までの線路が緑色で表示され、その上を電車アイコンが走っている。これが新たに実装された、車両の位置情報機能である。現時点では首都圏下のJR東日本、東京メトロ、都営地下鉄の車両に実装されている。
Google Mapの進化はそれだけではない。現時点では都心に限られているようだが、横断歩道や歩道橋、中央分離帯なども正確に表示する。
このあたりは、特に歩行者にとってはありがたい要素。どこに交差点があるのか、予め調べることもできる。今後は都心のみならず、全国各都市にこの機能が広がっていくだろう。
「山手線で5分の遅延」という情報は駅構内でも得られるが、具体的にその車両がどこにいるかは教えてくれない。だが、今やGoogle Mapを見ればそれを確認できる。世界のどこにいても、該当の車両の位置情報を閲覧することが可能だ。
車両位置情報を一目で把握
仮に人身事故が発生した場合、次に来るはずの車両が今どこにいるのかもGoogle Mapが表示してくれる。これは地味なようで、実は我々の生活を大幅に進化させる機能である。 筆者は高校生の頃、東京都内の学校に通っていた。当時の住まいだった神奈川県相模原市からは片道1時間半。当然、電車が遅れることもある。その時は「遅延証明書をもらってこい」と教師に厳命されていた。 ところが、5分か10分くらいの遅延では駅員も証明書を出したがらない。「電車の遅れについては、学校に連絡しましたから」の一点張り。要は面倒臭いのだ。だからこそ、具体的な遅延情報をいつでも配信できるようになれば、遅延証明書など省くことができるのではないか。#Googleマップ で、電車のリアルタイムの遅延情報、位置情報が確認できるようになりました
— Google Japan (@googlejapan) February 1, 2021
東京公共交通オープンデータチャレンジの一環で、期間中、JR東日本・東京メトロ・都営地下鉄の遅延情報、位置情報が表示されます!みなさん、ぜひお役立てください ⇒ https://t.co/h1lrjVYX8v pic.twitter.com/4GWK4T2FtW
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