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ラブホテルがコロナで変わる! 過熱するサービス合戦の実態

室内ビアサーバー、貸し切り露天風呂、屋外スポーツ施設……。果たしてここは「ラブホテル」なのか? 過熱するサービスがコロナ時代のカップルに「ヤル気」を忘れさせる!? コロナ禍でシノギを削る新時代のラブホテル事情を追った!

アミューズメント化が進む、男と女がまどろむ楽園

ホテル 首都圏1都3県を対象とした「緊急事態宣言」が解除された。野村総研では、宣言が2週間延長されたことで経済損失が7000億円に達すると試算。今回のコロナ禍で最も大きなダメージを受けている観光業界にとってさらなる痛手となるのは間違いないだろう。  都内の高級ホテルなどが「30泊長期滞在」や「格安割引プラン」といった苦肉の策を打ち出し話題となっているが、その陰で盛り上がりを見せているのが、近年驚くべき変容を遂げているラブホテル業界だ。 「歌舞伎町のラブホテルはスチームサウナ付きの部屋が最高だった。サウナに水風呂で“ととのい”ました」と語るのは、朝井淳さん(仮名・40代)&深山春香さん(仮名・40代)の不倫カップル。
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「2人でも余裕で入れた」という部屋備え付けのスチームサウナ

「くつろぎすぎてHするのを忘れるところでした」
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「ルームサービスのメニューの豊富さに加え、ウーバーイーツも頼める。フンパツして叙々苑弁当をオーダーしちゃいました(笑)」(深山さん)

付加価値のあるラブホテルが注目を集めている

 また、月に1~2回恋人とラブホテル巡りを楽しんでいるのは、新月みみこさん(仮名・30代)。 「去年リニューアルした渋谷のラブホテルは、貸し切り露天風呂、足湯、可愛い浴衣レンタルなど、サービスが充実。出入り口には消毒液や検温器が設置されていて、入室の際には除菌シートももらえました。遠出ができない今、旅行気分を味わいながら彼氏とのイチャイチャを楽しめて一石二鳥です」
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女性客に人気の「選べる浴衣」。男性とおそろいで館内を自由に行き来する若者たちの姿は、かつてのラブホにはなかった光景。アメニティの豊富さも女性客を取り込んでいるようだ

 ラブホテル評論家の日向琴子氏は、昨今のラブホテル事情について次のように解説する。 「『男塾ホテルグループ』の1か月2万9800円からのサブスクプランや、埼玉県蓮田市『ホテルエグゼ』の平日500円ビール・ハイボール飲み放題、『HOTEL LOTUS渋谷』の2時間2900円からのテレワークプランなど、付加価値のあるラブホテルが注目を集めています」  また最新化に伴い、相手を誘いやすくなったとの声も。「彼女が途切れたことがない」という加藤聡さん(仮名・30代)はこう語る。 「新宿『バリアン』は、ゲームや無料ドリンクなどが豊富なので女のコも満足。20時以降でも、飲み食いできるし遊べた。居酒屋、カラオケからホテルへお誘いのプロセスが一気にラブホテルで済ませられるので捗ります(笑)」
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シティホテルから業態変更したラブホテルも
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