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ユニクロが「オーダースーツ屋」としても、最もおすすめできる理由

▼買うべき理由その3「大量生産しているもののほうが安く、良品が手に入る」

スーツ 製品は生産個数が多いほど単価が安くなる傾向があります。  ユニクロはエアリズムやヒートテックなどのヒット品番であれば、なんと1型1億枚以上も売っているものがあります。  一方、ZARAやH&Mなどは型数が多いため、1型あたりの生産個数はさほど多くない。ユニクロは数あるアパレルブランドの中でも「世界で最も生産個数が多いブランドのひとつ」なのです。  それは、つまり「世界で最も単価が安いブランドの一つ」と言い換えることができるのです。

スーツこそ実は大量生産に向いている

「大量生産しているもののほうが単価が安く良品が手に入る」のは間違いありません。ただし、大量生産する場合「多くの人に手にとってもらわなくてはいけない」ため、おじいちゃんでも子供でも抵抗ないようにデザインやシルエットを万人ウケするようにしなければならず、どうしても完成度が低くなります。  たとえばスキニーはより細いほうがきれいだけど、あまり細くすると抵抗を持つ人が増えてしまうでしょう? レザー素材の方が高級感があるけれど、「雨の日に使えないじゃないか」とクレームを出す人が出てくるでしょう。  そう考えると、「洋服で大量生産」とは完成度を落とすことにもつながるのですが……ただし、今回の話は「ビジネススーツ」。  繰り返しになりますが、ビジネススーツにはデザインで差別化する概念がありません。さらにユニクロはシルエットの「セミオーダー」できます。  つまり他の洋服と異なり、大量生産しても「完成度が下がらない」のです。であるならば、「世界で最もコスパのいいユニクロのスーツを選ぶのが合理的」という答えにたどり着きます。
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