更新日:2022年11月18日 20:48
仕事

『月曜から夜ふかし』で話題の嫁ニー。1億円以上の借金を背負いコロナ禍を生き抜く

夜ふかし効果はすごかった

『月曜から夜ふかし』でも紹介された看板メニュー「木になる枝豆」

『月曜から夜ふかし』でも紹介された看板メニュー「木になる枝豆」

「6年前に国際通りの裏路地で『思いっきり海ぶどう』という海ぶどう専門店をオープンして、海ぶどうの他にもジーマミー豆腐などの自社商品をいくつか販売していました。当時から国際通りに空き物件があれば拡大していきたいという考えはあったのですが、競争率が高くてなかなか借りれませんでした。もし拡大するのであれば商品数が必要になるので自社製品をどんどん増やしていき、その中の1つが『黒い濃い人』でした。たまたま、それが『夜ふかし』で取り上げられたことで売上がすごい伸びて、『黒い濃い人』のオリジナルグッズも販売できるようになったのですごくありがたいです」

借金は減っていないが…

 コロナ禍での2つの新店舗の開業に「守るという選択肢もあったが、攻めるのも忘れてはいけない」と語る平良さん。最後に、現在の借金の総額と今後の展望を聞いてみた。 「借金は……減ってはないですが、増えてもいないです(笑)。今後の展望はとりあえず、今の新店舗をまず固めるという以外は特に考えていません。目標とか展望ってあまり持たないようにしていて、目標を決めてしまうとそこのレールに進んで行って外れたときに失敗だと感じてしまうと思うんです。でも目標の先のコンセプトだけは常に持っていて、沖縄を発信し続けていたいというのはありますね。  今は沖縄居酒屋と海ぶどうやシークヮサーなど沖縄食材の販売をしていますが、仮に飲食店じゃなくても沖縄に携わった仕事で前向きに行動していけるのであれば失敗しても成功してもいいのかな、と思います。目標を作るとそれに縛られすぎて動きづらくなるという感覚があるのですが、コンセプトを沖縄と大きく持っておけば、その方向性に少しずつ進んでいけると思っています」  コロナ禍の状況でも、常に前向きな姿勢で挑戦し続ける平良さん。これからも、さらに沖縄を盛り上げていくのだろう。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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