カーライフ

昔は経営者もヤクザもSクラス! ベンツのフラッグシップの今

ラブホ的オシャレ間接照明の進化

 一番ステキだったのは、「アンビエントコントローラー」、つまり室内のラブホ的オシャレ間接照明の進化でしょうか。以前から紫やピンクなどあらゆる色に変えられたけど、新型はさらに凄まじい七色変化。危険な状況になると赤く点滅したりもするらしい。ヘッドライトにも青いLEDがたくさん埋め込まれたし、テールランプのクリスタルも凝っている。新型Sクラス最大のウリは光モノかな? オートクラブ 乗り味の進化はもうムリだしムダ! ってことで、ハイテク系や見た目のキラキラ感に軸足を移し、ユーザーの若返りを図ったのでしょうか。間もなくEVのSクラスたる「EQS」も発表されるので、いずれベンツのフラッグシップはそっちに移るのかも。なぜか無念。

【結論!】

 クラウンまでもが、次期型はSUV化されそうな今日。セダンが元気なのは世界中でドイツ車だけ! だったんだけど、やっぱり時代の波には逆らえないのか。Sクラスが主役の座から降りる日も近いのかもしれません。 オートクラブ
オートクラブ

究極のセダン、不動の王者には、ついつい辛口になってしまうのは仕方がありません。Sクラスにはセダン代表として、最後まで生き残ってほしいと思います!

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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