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『ドラゴン桜』だけじゃない。テレビマンたちがオススメする春ドラマ

例年にない盛り上がりを見せる春のドラマは『ドラゴン桜』だけじゃない!

 各局で4月クールの春ドラマの放送が開始。映画『花束みたいな恋をした』のヒットで再び脚光を浴びている人気脚本家の坂元裕二による『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系、火曜21時~)、石原さとみと綾野剛のダブル主演が注目される『恋はDeepに』(日本テレビ系、水曜午後10時~)や北川景子と永山瑛太が共演する『リコカツ』(TBS系、金曜午後10時~)、菅田将暉や神木隆之介や有村架純らの共演で話題になっている『コントの時間』(日本テレビ系、土曜午後10時~)、16年ぶりに帰ってきた話題作『ドラゴン桜』(TBS系、日曜午後9時~)など、豪華すぎるほどのドラマがそろい、例年にないほどの盛り上がりを見せている。  序盤回が放送されて内容や視聴率が明らかになってきたところで、改めてテレビマンたちはどのドラマを面白いと思っているのだろうか? これからでもぜひ見たほうがよい作品を忖度抜きで聞いた。

『半沢直樹』を思わせる重厚感たっぷりの『ドラゴン桜』

 まずはキー局でテレビドラマを手掛けてきた40代の元プロデューサーで現在はコンテンツ事業部に勤めるA氏に話を聞いた。 「外せないのは、日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系、日曜午後9時~)でしょう。ハッシュタグ「#ドラゴン桜」が放送中にツイッターの世界トレンド1位になったほか、初回の平均世帯視聴率は14.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と春クールトップの数字をマーク。阿部寛演じる元暴走族の弁護士・桜木が落ちこぼれの生徒を東大合格へ導くというストーリーは16年前の前作とほぼ同じですが、新たに学園内のドロドロとした権力抗争を織り交ぜているほか、イマドキの若者についても細かくリサーチして描かれている点は見事だなと思いました。  特に、演出に『半沢直樹』などをヒットさせた福澤克雄さんが入っていることもあり、カメラワークやセリフ回しは前作に比べてかなり重厚なモノになり、若者から大人まで楽しめる仕上がりになっている。今後も視聴率は伸びていくと思いますね。また、初回に前作キャストの紗栄子さんや林遣都さんがサプライズ出演したことも話題になりましたよね。今後もさらなるサプライズがいくつかあると聞いています」
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石原さとみのドラマは残念!?
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