SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語／［後編］永遠の物語 ユニバーサルエンターテインメント（製造･ミズホ） 　2013年に登場以降、さまざまな奇跡をファンに起こした「SLOT魔法少女まどか☆マギカ」が設置期限の終了につき惜しまれつつホールから姿を消したのは2年前のこと。その初代を継承しつつ進化させた正統後継機が、いよいよ8月上旬からホールに導入される。 「SLOTまどか前後編」のスペックは純増約2.5枚のAT機で、AT「マギカラッシュ」は初期枚数100枚以上の差枚数管理型。AT中はソウルジェムシステムとして、ハズレ時キュゥべえが点灯させたリール上部のソウルジェムに対応した役をレア役に変換する新要素を搭載。またマギカバトル成功から突入する上乗せゾーン「マギカアタック」ではソウルジェムシステムが強制発動され、対応役によってさまざまな報酬がゲットできるのだ。 　報酬のひとつである擬似ボーナス(エピソードボーナスが50G、BIGが30G)では枚数上乗せ抽選が行われ、さらにお馴染みの上乗せゾーン「ワルプルギスの夜」への突入も。そしてAT最終ゲームではレア役成立でマギカアタック濃厚、終了後も99G+αの引き戻しチャンスなど、初代同様に途切れない可能性も期待できるぞ。 　ATへの当選契機は規定ゲーム数消化もしくはレア役による前兆からの魔女バトル勝利、もしくはミッションからのCZ成功がメインルート。CZはカットインからのほむら図柄揃い「マギカチャンス」と、突入時点でAT濃厚かつ、ほむら図柄揃いでエピソードボーナスも確定する「朽ちた墓地」の2種類。 　さらに通常時から発生する「アルティメットボーナス」は計100Gのエピソードと3桁乗せが約90%でループする上乗せゾーン「救済の祈り」によって、一気に完走も狙える破壊力を有しているのだ。もちろんシリーズには欠かせない穢れシステムによって、プレイヤーに不利なことがあっても救済の可能性あり。初代の楽しさを多数の新規要素でパワーアップした「SLOTまどか前後編」、再び奇跡を起こしてくれることに期待しよう。 文／キム・ラモーンライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。