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“タモリCM効果”で黒字化達成したメルカリ。次に狙う意外な場所とは

タモリ効果にたしかな手応え

 では、好調を支える直近の施策とは具体的になんでしょうか。それは下記の2つです。 1:梱包発送の簡便化 2:メルカリの始め方をオフラインで伝える機会を設ける  特に大きな効果があったのが2です。若者が利用しているイメージが強いメルカリですが、CMもタモリさんを起用し、中高年層や幅広い層をターゲットにした内容となっています。CtoCビジネスは利益を出せるまでに、時間がかかると言われてきましたが、ようやくパイを拡大させて、いよいよ黒字化を継続できそうです。  …と思われますが一つ気になる点もあります。ここでメルカリの決済説明会における、アナリストの質問に対する回答を紹介しましょう。 アナリスト:2021年6月に通期黒字化を達成し、かつ4Qの黒字幅が大きく拡大したことに対して、メルカリは今後も4Qのペースで黒字が大幅に拡大予定か? メルカリ:将来利益を最大化させるために積極的に投資を実施していく方針に変わりなく、2021年6月の4Qのペースで利益が増加すると考えていない。  そう、保守的なコメント出しているのです。つまり、まだまだ先行投資を行い、新規事業もスタートとするということですね。

で、新規事業ってなにするの?

 その新規事業について説明します。現在、メルカリはメルカリJP以外に、メルカリUS、メルペイの3つの軸がありますが、これに加えて新規事業を始めることを発表しています。  メルカリJPが堅調であることは前述しましたが、苦戦していたメルカリUSもスーパーボウルにおけるテレビCMなどの認知拡大やWebの改善、配送方法の改善などを行ない、第4四半期には初の営業黒字を達成しています。  メルペイは、2021年度は利用者数が前年比322万人増の1,067万人となりました。本人確認済み比率が8割を超え、本人確認増により、与信を中心とした収益力を強化し、5月には単月黒字化しています。既存の3事業が固まりつつあるなかで、新事業への投資のアクセルを踏む覚悟です。  では、赤字覚悟で模索する、次なるビジネスはどのような内容でしょうか。次なる柱の事業になるものがスマートフォンから簡単にネットショップを開設できる「メルカリShops」です。
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コロナ禍でダメージの小規模事業者を支援
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