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パチンコファン感謝デーの抽選くじ裏事情。過去には当たりを着服した店長も

広告規制でイベントは禁止だが

 11月のファン感は全国的に行われるもので、ホール団体の全国組織が主催しています。それ以外に各都道府県のホール団体が行うファン感もあって、実はホール側にとっての重要度が高くなっているという事情もあります。それは震災後の業界バッシングによって、ホール独自が行う広告宣伝が大幅に規制されたからに他ありません。  一気に集客イベントができなくなったこともファン離れの大きな要因といわれていますが、ちょっと目立つことをすると行政からすぐに指導されるようになりました。  実際、過度な射幸性を煽る広告宣伝で営業停止処分が下されたホールもあり、それでも規制の網をくぐるように(えらそうなことを言っている大手ホールなどは、特に脱法的なイベントに積極的だったりします)広告宣伝を続けています。  でもあくまでホールが主催しているのではないという体裁で、大々的に告知することは難しいのが現実。でも団体が主催するものは行政側からも容認されているため、一般の目に触れる形での告知ができるんです。  だからこそホール側としてもファン感的なものを増やして欲しいという声があり、それに応える形で、例えば関東地方では全国や都道府県という単位ではなく、全関東という形で複数の地域の団体が連動したファン感も行われるようになっています。

ハズレてもヤクルトで健康に

 ファン感を狙っても、どうせイイ賞品は当たらないよなんて考えもあります。でもせっかく遊ぶなら、くじというちょっとしたお楽しみがある日を選ぶのも悪くはありません。  ハズレだってヤクルトを貰えれば腸内環境も改善できますし、もしかしたら20年ぶりの日本一に並ぶくらいに大当たりを連発する可能性もあるでしょう。  それに「せっかく大々的に告知をできるんだから、いつもより甘い運用にしているよ。自店をアピールできるいい機会だからね(店長)」と、もしかしたら出玉にも期待できるかもしれませんからね。 文/キム・ラモーン
ライターとして25年のキャリアを持つパチンコ大好きライター。攻略誌だけでなく、業界紙や新聞、一般誌など幅広い分野で活躍する。
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