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妻に「復職してほしい」と言えなかった男が取った、理論武装という形の屁理屈

<被害者のためのDV・モラハラを見抜くポイント>

 パートナーと話していて「この人、私のためとか一般的にとか良かれと思ってとか色々言ってるけど、結局自分のために言ってるじゃん」と感じることが多い場合、あなたの意志が軽んじられている可能性があります。  こういう人は、自分の弱さを元に人に相談したり依頼することが苦手なため、依頼ではなく命令や不機嫌、あるいは操作によってあなたを動かします。  あなたが相手のために何かしても感謝が返ってきません。それを伝えると「別に頼んでない」などと言ってくるかもしれません。頼んだということはニーズがあるということ、弱さや不完全さがあることであり、それを認めたくないからです。

<加害者のためのDV・モラハラを自覚するポイント>

 もしもあなたが「人に弱音を吐くのが苦手だ」と感じていたり、「なんでわかってくれないんだ、自分はこんなにがんばっているのに」と思っていて、かつそれを人に話せていない場合、結果的に不機嫌や(正しさに見せかけた)ニーズの押し付けによるコントロールをしてしまっている場合があります。  それは依頼と感謝に欠ける態度であり、それが続くと関係は必ず悪化します。「自分は頼られる側」「相談される側」「答えを与える側」だと思っている人ほど、この問題が無自覚に生じがちです。  相手を論理的にねじふせようと思った時には「本当は、自分は今どんなニーズを持って話しているんだろう?」と考えてみると、これまでと違うコミュニケーションが取れるかもしれません。
DV・モラハラなど、人を傷つけておきながら自分は悪くないと考える「悪意のない加害者」の変容を目指すコミュニティ「GADHA」代表。自身もDV・モラハラ加害を行い、妻と離婚の危機を迎えた経験を持つ。加害者としての自覚を持ってカウンセリングを受け、自身もさまざまな関連知識を学習し、妻との気遣いあえる関係を再構築した。現在はそこで得られた知識を加害者変容理論としてまとめ、多くの加害者に届け、被害者が減ることを目指し活動中。大切な人を大切にする方法は学べる、人は変われると信じています。賛同下さる方は、ぜひGADHAの当事者会やプログラムにご参加ください。ツイッター:えいなか

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モラハラ、パワハラ、DV
人間関係は“ことば”で決まる

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