「自虐は自己防衛」と[こじらせ女子]が告白
―[[こじらせ女子]の奇妙すぎる生態]―
旬のファッションに身を包み、男の話にかわいくテキトーに相槌を打って、カフェで恋愛トーク&モテ偏差値を競う――そんな“ゆるフワ”的な女子像にどうしても近づけない“こじらせ女子”という生態。普遍的な女の幸せを自ら遠ざけるかのような彼女たちの奇行、気持ち悪い自意識の源泉を、恐る恐る覗いてみることにした!
◆自虐メッセージの数々はこじらせた自分の防衛策
アイドルらしからぬ痛々しい自虐ネタを披露する小明さん。華やかな芸能界に身を置きながらも、そのこじらせぶりはアイドル随一。その背景には、かつてカリスマ読者モデルとして人気を集めた姉の存在があった。
「思春期に自分よりも容姿がキレイでカリスマ性があって、ギャルに絶大な影響力を持つ人間が近くにいると、自分なんて“虫”みたいな存在だって思いますよ。お姉ちゃんは小さい頃から美人だったので、どうしても私は“残念な妹”って位置付けになる。それで卑屈になって、学校ではいじめられっ子になってしまいました」
心の拠りどころは漫画や映画などのサブカル。地方の公立校でのいじめられっ子というポジションから脱却するために、猛勉強して私立の名門女子高に進んだ。ようやく人並みの青春を送れるようになったが、17歳で芸能界デビューしたことで再び歯車が狂い始める。
「私もプロのカメラマンに撮ってもらえたら輝けるんじゃないかと勘違いしちゃったんですよね。ところが実際に自分の写真を見たら残念な出来で、写真集を出したらシャレにならないほど売れなかった。やっと学校のカースト制度から逃れられたのに、今度はアイドルのカーストで最下層かよと(笑)」
転機になったのはブログだった。もともとはグラビアアイドルとしての自分をアピールするために始めたのに、いつの間にか内容は自虐ネタ中心となった。だが、それによってサブカル層のファンを獲得、ライター仕事も増えていった。
「何かメッセージがあったわけではなく、自己顕示欲をこじらせた結果なんですよ。本当はローラさんや木下優樹菜さんみたいに煌びやかなブログにしたい願望もあったけど同じ土俵に上がっても勝てっこないですからね。ただ私の文章を読んで、救われたって言ってくれる女性もいるんです。そんなときに、こんな私でも生きててよかったんだなって……」
「非モテを武器にする」ことがこじらせ女子の切り札かもしれない。
【小明さん】
’85年生まれ。’02年デビュー。著書に『アイドル墜落日記』(洋泉社)。小明CD『君が笑う、それが僕のしあわせ』発売中。ブログ「小明の秘話」http://yaplog.jp/benijake148/
撮影/山川修一(本誌)
― [こじらせ女子]の奇妙すぎる生態【7】 ―
―[[こじらせ女子]の奇妙すぎる生態]―
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