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なかやまきんに君、仕事がなくても引退しなかったワケ「そこに筋トレがあったから」

40代でも衰えは感じない

なかやまきんに君

なかやまきんに君Twitterより

――もうすぐ40代半ばを迎えますが、体を鍛えるうえで衰えは感じないものですか? きんに君:しっかり栄養と休養を取れば全然問題ないですね。僕より上の世代でも、めちゃくちゃデカい人はいますからね。もちろん若い頃より長く休養を取らなきゃいけない、みたいなこともありますけど、しっかり時間を作って正しく鍛えれば大丈夫です。 ボディビルの世界では、40代50代でめちゃめちゃデカくなる人も珍しくありません。若い頃に比べると成長の度合いは遅いと思うんですけど、8割しかやっていない若い人と、10割やってる50歳の人なら、50歳の人が成長しますからね。 ――若い頃よりも、年齢を重ねてからの方がストイックになれる面もありますしね。 きんに君:そうなんですよね。若いときって美味しいものを食べたい、旅行に行きたい、あれも欲しい、これも欲しいって、いろいろな欲望があるものですけど、年を取ると落ち着いて、筋トレなどに集中しやすいかもしれないですね。

「僕の中で筋肉留学はまだ終わっていない」

――将来的には、アメリカに活動の場を広げたいと公言していますが、ビジョンみたいなものはありますか? きんに君:まずはYouTubeチャンネルの撮影で、アメリカへ筋肉取材に行きたいです。アメリカってデカいジムもあるし、最新のマシーンもあるし、専門店でもないのにスーパーマーケットにはたくさんのプロテインが売ってます。いたるところにプロテインバーがあって、「歩けばタンパク質にあたる」ぐらいの勢いなんですよ。 また、バーベルスクワットで100kgのバーベルを持ち上げる妊婦さんもいれば、ベビーカーをガンガン走らせて鍛えているお母さんもいて、「そんなにトレーニングをしたいのか」と驚くような、面白い人がいっぱいいるんです。そういう取材をしたいのが、まず一つ。 もう一つは、そういう取材をしながら、チャンスがあれば今後もアメリカでオーディションを受けていきたいです。僕の中で筋肉留学はまだ終わっていないんです! ======== どんなに不遇の時代が長くても、筋トレさえしていればポジティブになれた、生きているという実感がボヤけなかった――きんに君の衰えないチャレンジ精神の側に、常に筋肉があったことを改めて確認。人は筋肉に限らず、自分の核となるものを磨き続けていれば、中年世代であっても成長できるのかもしれない。そんな印象の残る、3回にわたるきんに君へのインタビュー取材だった。 【1本目】⇒なかやまきんに君、吉本退所後に殺到したオファーに危機感「筋トレする時間がない」 【2本目】⇒なかやまきんに君の“筋肉留学”孤独な時期も…アメリカでネタ作りより優先したもの 取材・文/猪口貴裕
出版社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌・WEB媒体で、映画・ドラマ・音楽・声優・お笑いなどのインタビュー記事を中心に執筆。芸能・エンタメ系のサイトやアイドル誌の編集も務める。
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