更新日:2022年12月19日 13:59
エンタメ

朝倉未来「1分間大会」敗戦の“椅子蹴りラウンドガール”を直撃「“人生終わった”と思っていたけど」

ラウンドガールが“選手”として「BreakingDown」に出場、惜敗…

青山あいり

ネット上で“椅子蹴りラウンドガール”や“野生のRIZINガール”と呼ばれる青山あいりさん(25歳)

 総合格闘家でYouTuberの朝倉未来がスペシャルアドバイザーを務める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」。試合時間は1分間の1ラウンド、“街の喧嘩自慢”が数多く出場することで、SNSでも関連ワードが日々トレンド入りを果たす。7月17日に開催された第五回大会では、初の女子枠が設けられた。  出場者を決めるオーディションで繰り広げられる候補者たちの“乱闘”は、もはや見どころのひとつ。そんななか、鬼気迫る表情で「ヤラセか!」とパイプ椅子を蹴っ飛ばし、大きな注目を集めた女性がいる。  ふだんはラウンドガールとしてリングに華を添えるのが役目の青山あいりさん(25歳)。しかし今回はリングで「命をかける」選手として出場したのだ。  壮絶な殴り合いの末、結果は判定で敗れてしまい、人目もはばからず大号泣。そんな姿に胸を打たれた人も多かった。青山さんは「すべてを失う“覚悟”でのぞんでいた」と話すが、現在は心境に大きな変化があったというのだ。そもそも彼女はいったい、何者だったのか。本人を直撃した!

“人生終わった”と思っていたけど「終わりじゃなくて始まりだった」

青山あいり

キャミソール姿がトレードマークになりつつある

「負けた瞬間は正直、“人生終わった”と思いました」(青山さん、以下同)  青山さんはリングから降りると、ひとりでは歩くこともままならない様子だった。試合直後の公式インタビューでは顔をくしゃくしゃにして泣き崩れてしまう。  あれから10日後、東京都内の待ち合わせ場所に姿を現した彼女。オーディション時と同様に胸元が大きく開いた緑のキャミソール姿だが、その表情は打って変わって、拍子抜けしてしまうほどに晴れやかである。 「試合後はダメージが残っていたので3日間ぐらい家で休んでいたのですが、久しぶりに外出してみたら『椅子を蹴った人ですよね?』って声をかけられました(笑)」  当初は悔しくて仕方がなく、絶望感に襲われた。しかし次第に「負けて良かったのかもしれない」とさえ思えるようになったと話す。 「これですべて失うのだろうなって。その“覚悟”でのぞんでいたのですが、実際は逆でしたね。終わりじゃなくて、ここから始まるんだって。人生3周目ぐらいがスタートするような気持ちです。ネットでは“メンヘラ”みたいに言われたり、ひどく心配されたりしていたのですが、まったくネガティブな感情はありませんね」  彼女は身をもって“人生の転機”を感じている最中なのだが、それほどまでに「本気で挑戦することで得られるもの」が大きかったのだ。
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今までのすべてを失う“覚悟”で…
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明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi

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