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家事・育児で夫の姿に感動した瞬間「いつも“ありがとう”と言葉にしてくれる」「出産育児本を熟読」

「家事をしてほしい」とけんかになりながら夫に訴えた

パリの街角 安藤さんの夫は普段から家事はしないため、出産後も期待できないと半分諦めていた。そんななかで出産後は精神不安定に。家事と育児の両立について助産師に相談した。 「助産師さんは、私が無理をしていると分かってくれて、彼に家事をすべて任せて赤ちゃんの世話だけをするように何度も助言してくれました。そのことを、彼とけんかになりながら話しました」  夫は家事をするようになったものの、家事をすることが目的ではなく、“安藤さんを喜ばせるため”にしていると話す。だが、どこか“ズレてる”感にイライラすることもある。 「退院の日に遅刻した彼を責めたところ、『実は聡子と赤ちゃんを迎えるために家を完璧に掃除していたから時間に遅れたんだ』と。家に着いたときに私が驚いていると、彼は満足そうなドヤ顔をしてるんです」

どこか“ズレてる”けど「うれしい」

コルドン・ブルー

コルドン・ブルー

 夫に料理を頼んでみても……。 「いつもコルドン・ブルー(鶏肉にチーズとハムを挟んで揚げたもの)や魚のフライなど脂っこいものばかり。出産後は私が食べたいものをお願いしました」  夫のつくる料理は、コトコトと弱火で時間をかけて煮込んだり、野菜を細かく刻んだり、効率重視の安藤さんとは異なり、手間と時間がかかる。 「それでも、体が弱っているときの手作り料理はうれしかったです」
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初めてのおむつ替えで夫の姿に大爆笑
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

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