更新日:2022年09月09日 14:15
ライフ

水を一切使わない「災害トイレ」の作り方。1枚5円のペットシートで代用

災害トイレの簡単なつくり方

災害トイレ●使うもの ・ゴミ袋(45リットル)…2枚 ・ペットシーツ(レギュラーサイズ)…1枚 ・ちぎった新聞紙…朝刊1枚程度 ●つくり方 1.便座をあげて、ゴミ袋を二重にして便器にかぶせる 2.ペットシーツを吸水面が外側になるよう二つ折りにする 3.ペットシーツの中央に小さなくぼみをつくって、便器にセットする 4.ちぎった新聞紙ひとつかみを、のせる。新聞紙は吸水と消臭、そして、排泄物を目隠しする効果も。 5.便座を下ろせば完成 用をたしたあとは、ちぎった新聞紙を排泄物の上にかけてから上のゴミ袋だけを外して口を結ぶ。ビニールの余った部分をひっくり返して縛れば二重になる。 災害トイレ

できることから始める防災への備え

2022年6月現在、首都直下型地震や南海トラフ巨大地震がこの先30年間に発生する確率は70〜80%と指摘されている。確率はあくまで推測されるデータだが、我々はこの数字と真剣に向き合うべきだろう。 今回紹介した災害トイレのつくり方は、国際災害レスキューナースとして活動している辻直美氏の新刊『プチプラで「地震に強い部屋づくり」』に掲載。必要以上にお金をかけない防災対策や災害時の怪我を防ぐ部屋づくりなど、災害時の備えに役立つ情報があらゆる視点で数多く紹介されている。
国際災害レスキューナース。一般社団法人育母塾代表理事。国境なき医師団の活動で上海に赴任し、医療支援を実施。帰国後、看護師として活動中に阪神・淡路大震災を経験。実家が全壊したのを機に災害医療に目覚め、JMTDR(国際緊急援助隊医療チーム)にて救命救急災害レスキューナースとして活動。現在はフリーランスのナースとして国内での講演と防災教育をメインに行い、要請があれば被災地で活動を行っている。2022年(令和4年)4月で看護師歴31年、災害レスキューナース歴27年。被災地派遣は国内29件、海外2件。レスキューナースの活動と並行して、「たった3秒で赤ちゃんが泣き止む」と話題の「まぁるい抱っこ®」を提唱。子育てに悩む母親たちから絶大な支持を得ている。整理収納アドバイザー2級。著書に『レスキューナースが教えるプチプラ防災』(扶桑社)、『レスキューナースが教える新型コロナ×防災マニュアル』(扶桑社)、『どんなに泣いている子でも3秒で泣き止み3分で寝るまぁるい抱っこ』(講談社)などがある。
まぁるい抱っこ一般社団法人育母塾公式サイト https://ikubojuku.org/
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