仕事

ラブレター1通1万円。IT企業の部長が「ラブレター代筆屋」の副業を続けるワケ

代筆屋になったからこそ手にしたモノ

小林慎太郎 約8年間、見知らぬ他人へのラブレターを書き続けてきた。会社員と代筆屋の二足のわらじ生活の中で、気持ちのバランスを取るのが難しい時もある。しかし小林さんは、「もし代筆業を辞めたら、アイデンティティや“個”を失う気がする」と語る。 「小林慎太郎というひとりの人間として『周りの人や世の中に何か貢献できている。何かしらを提供できている』って感触があるんですよ。これは会社員では得られない感覚です。会社は僕がいなくてもまわるし、何か成果を上げても自分の力では無い気もする。でも代筆業は能力や性格を含めて等身大の自分でやっているから、一個人として感謝の言葉や反応をもらえている実感があります」  会社勤めだけをしていたら味わえなかった、特別なやりがい。この先、代筆業をどう広げていこうと考えているのか。 「今後の展望は正直無いんです。ビジネスをもっと拡大していこうとか、あんまり考えていないですね。今の形で長くやれればいいかな、くらいに思っています。依頼人の方々は年代も歩いている人生もさまざまです。会社員生活の中では接しない人たちと会って話を聞けるのは、価値があるし醍醐味でもあります。だからこそ、代筆屋として今以上の事は考えていないですね」  代筆屋の仕事を通じて触れる「誰か」の人生と感情。それはお金だけでなく、会社員生活の中で見失った「個」も与えてくれた。    どこかにいる誰かのため、小林さんは今日も愛を紡いでいく。 <取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0
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