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「修業は0日、YouTubeで寿司の握り方を覚えた」日本1バズる寿司屋大将の想い

修行は0日、YouTubeで学んだ見様見真似の「寿司」

寿司

寿司はYouTubeを見て握り方を覚えた

 海鮮丼にとどまらず、突然“寿司を握ってみたい”と思った大将だが、驚くことに修業は0日。誰に教わることもなく、YouTubeを見ながら見様見真似で握ったという。 「僕は修業していないのに寿司を握っている自分のことを偉いとかすごいとか全然思っていません。10年修業した大将がいる寿司屋と真っ向勝負しても絶対に勝てないし、そもそも戦う気もない。同じ寿司でも全く違うものとして考えて欲しいです」 寿司 一般的に高級といわれる寿司屋はコースで2万円以上するのはザラ。さらに握りの追加をしたり、お酒を飲んだりすると、料金は跳ね上がってしまう。 「ぶっちゃけ、おかわりできない人って多いですよね? “値段がこわくてできない”みたいな。コースで2万、3万もする店で追加の握りを頼んだら、1巻3000円なんてケースもある。  フードファイターとまではいかなくても、かきだでは『もう一巻食べたいけど我慢しよう』『もう少し飲みたいけど、お会計がこわいからやめよう』という思いをしてほしくない。そういう気持ちを味わわせたくないんです」

高級寿司屋との差別化「いい意味でこだわりがない」

蛎田

「いい意味でこだわりがない」と話す大将の蛎田さん

 少し背伸びをしながら食事を堪能するのが高級寿司屋だとすると、かきだはラフな雰囲気を出し、リラックスして食事を楽しんでもらうことを意識している。  店内でゲラゲラ笑ってもよし、子供が泣いていてもよし。それが大将いわく「寿司の修業をしていない僕だからこそできる強み」だという。 「とにかく居心地のいい空間にしたい。いい意味でこだわりがないんです。初めてカウンターで寿司を食べる人にも、子供連れのファミリーにも、安心して美味しい寿司をお腹いっぱい食べてもらいたい」 海鮮 大将のTwitterには、毎日笑顔の写真がアップされているが、それも高級寿司屋との差別化が目的で「あえて」なんだとか。 「いいお寿司屋さんの大将ってドヤ顔が多い。とくに公式の写真とかはみんなキリっとしてる。そりゃそうですよ、何年も修業していたらドヤ顔するのもわかる。僕も最初は大将っぽいドヤ顔をしてましたが、修業0日なんだから笑顔のほうが合ってる気がするな、と」
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