更新日:2022年11月22日 11:43
エンタメ

「修業は0日、YouTubeで寿司の握り方を覚えた」日本1バズる寿司屋大将の想い

住所非公開で2店舗目と焼肉屋をオープン予定

肉 オープンしてすぐ予約困難になるほどの人気店になってしまったがゆえに、ほかの寿司屋からのやっかみなどを受けたりはしなかったんだろうか。 「それが全然なんです! もしかしたら、いわれてることもあるかも知れないけど、僕の耳には入ってきてないです。むしろ僕がプライベートで行く寿司屋の大将は『すごいね!』って褒めてくれますよ。素直に嬉しいですし、やっぱり差別化したのがよかったんだと思います。お互いに全くライバル視してないからいいんでしょうね」  現在の店舗での営業は1年の期限付きだったため、残りわずか。来年1月には住所非公開ではあるが、2店舗目の「有楽町かきだ」、そして「焼肉かきだ」もオープンする。続けて「大きく2つのミッションがあります」と目を輝かせる大将。だが、それは拡大移転のことではないという。

地方の生産者を応援したい

魚 まず1つ目は、SNSの発信力を使って“地方の生産者を応援する”こと。 「この前、出張で福島県の被災地である浪江町に行ったのですが、仲卸、酪農家、酒蔵にお邪魔させてもらって、生産者の“想い”を聞かせてもらいました。たとえば、福島牛。放射線量をしっかり測ってクリアしてるのに『福島の牛はちょっと……』と風評被害を受けて選ばれないこともある。おかしいですよね? ちゃんと測ってるんだから大丈夫なのに。そういうネガティブを、SNSの発信力を使ってポジティブにしていきたい。  他にも野菜の育て方や魚の釣り方にこだわっているという生産者さんは多いのですが、食べる人にはイマイチ魅力が伝わってないから、色んな地域をまわって僕がかわりに伝えていけたら、と考えています。ただ美味しい寿司をお腹いっぱい食べられるだけではなく、生産者の“想い”のある食材を厳選して、ちゃんとストーリーを伝えられるような寿司屋になりたいです」  今後も全国各地の生産者のもとに足を運んでいく予定だという。
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2年後の海外進出を視野に
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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