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国産車は大惨敗!? EV界の『冬のソナタ』アイオニック5の実力

明らかに一歩抜けている!

オートクラブ

コスパランキング1位がアイオニック5ボヤージで1万円当たり1.19㎞。2位はATTO3で1.10㎞、3位はモデル3ロングレンジで1.07㎞。bZ4Xは0.84㎞で6位でした(補助金含まず)

 まずデザインが一番カッコイイ(私見です)。シンプルなのに未来的で、形のバランスがとてもいい。同クラスのEVであるトヨタbZ4Xや日産アリアと比べても、明らかに一歩抜けている。インテリアもIKEAの家具っぽい雰囲気で落ちつく。  そして走り。これはまあ、日米欧の同クラスのEVと、それほど変わらない。EVは家電に近く、値段が同じなら自然と性能も近くなるのである。  ただ、航続距離を値段で割ったコスパで見ると、日本で販売されているEVの中では、中国のBYD ATTO3や、値下げを断行したテスラ・モデル3を抑えて、アイオニック5が僅差でトップだ。国産EV勢は、コスパで3割近く負けている。
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TOYOTA bZ4X

ヨーロッパですでに20万台

 アイオニック5は、ヨーロッパですでに20万台も売れている。対するトヨタのEVの販売台数は、昨年、全世界で1万台強。新型EV「bZ4X」は、リコールの影響でほとんど出荷できず。トヨタは国内外でヒョンデにコテンパンにやられた……と言えなくもない。  じゃ今後、ヒョンデのEVが日本を席巻するのかというと、それはないだろう。
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国産EVは真剣にヤバイ…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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