日本のEV（電気自動車）販売台数はPHEV（プラグインハイブリッド）含めて8万4950台（’22年1月～11月の累計）。前年同期の3万8920台の倍以上も売れてました。そんなEVブームを無視して、フォルクスワーゲン（VW）の最強ガソリンモデルの取材に行ったのですが、乗って満足したのは別のクルマでした！ 永福ランプ（清水草一）＝文 Text by Shimizu Souichi 茂呂幸正＝写真 Photographs by Moro Yukimasa 　パワフルなガソリンエンジンを積んだスポーツカーが間もなく絶滅するってことで、新型フェアレディZの新車は速攻で売り切れ。シビックタイプRも、昨年末でほぼ売り切れたらしく、ほとんどのディーラーで受注が止まった。涙が出る。 　しかし、まだ「買えるR」があった！ フォルクスワーゲンの新型ゴルフRだ。Rと聞いただけで「早く買わないとなくなっちゃう！」という強迫観念に駆られるぜ！ 　フォルクスワーゲンは、欧州メーカーには珍しく、「そう簡単に全部EVにはできない」と明言しているが、今回は新型EVのID.4と同時に、フォルクスワーゲン最強のスポーツモデル・新型ゴルフRを日本に導入してくれた。ありがたや～。