更新日:2023年03月17日 14:33
カーライフ

EVの課題。お得でも庶民が怖くて買う気にならない理由

EVの命はバッテリーなり!

 国際エネルギー機関の発表では、2021年のバッテリー電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)を合わせた世界のEV新車(乗用車)販売台数の合計は、前年比2.2倍の660万台でした。担当Kとしては、急速充電設備の普及と充電時間のさらなる短縮、バッテリーの保証(もしくは安価な交換システム)がEV購入に残る課題です!
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NEW ek X EV

永福ランプ(清水草一)=文 Text by Shimizu Souichi 池之平昌信(流し撮り職人)=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

8年でバッテリーがメロメロになるようじゃ、EVなんて怖くて買えません

「なんか、サクラのほうがかっこいいですねえ」  担当Kの写真を見ての第一声がこれだ。
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日産サクラ

 今回取材したのは、三菱の新型軽EV、ekX(クロス)EV。日産のサクラとは、見た目が違うだけでメカはまったく同じである。  確かにekクロスEVのデザインは、「絶世のブス」と呼ばれた軽自動車ekクロスとほとんど変わっていない。日産サクラも、デイズの顔をちょっと変えただけだが、サクラのほうが電気自動車っぽくて、わかりやすいだろう。
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三菱の新型軽 ekクロスEV

 しかしまあ、中身は同じなので、見た目は好みで選べばヨシ。この2台の軽EVは、停滞が続く日本のEV市場に、革命をもたらすかもしれない。それは、「郊外や地方のセカンドカー」という形で!
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電気代はガソリン代の半額以下
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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