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国産車は大惨敗!? EV界の『冬のソナタ』アイオニック5の実力

国産EVは真剣にヤバイ…

オートクラブ

アイオニック5の外観は、シャープな線や角ばったランプ類などとても個性的

 前述のように、アイオニック5はベストコスパEVだが、EVだけに価格は500万円前後とかなりお高い。そんな高額商品を、僅かなコスパの差だけで決める人は少ない。なにしろヒョンデはブランド力ゼロなんだし。  それよりは、イーロン・マスクというカリスマ&独自の高性能充電ネットワークを持つテスラか、さもなければ軽EVの日産サクラが、国内では圧倒的に強かろう。  しかし、それでもアイオニック5に乗ると、国産EVは真剣にヤバイと思わざるを得ない。いつかトヨタが全固体電池で“ちゃぶだい返し”をしてくれると期待しているが、そんな奇跡の大逆転劇がない限り、このままズルズルと敗北が続くんじゃないか。  ああ、日本経済最後の砦である自動車産業も、落日を迎えるのか。涙。

【結論!】

日本では、輸入車はマニアしか買わないものなので、今後ヒョンデが躍進しても知れているのですが、グローバルな競争では、国産EV勢は韓国勢に大敗北を喫しつつあるのが現実です。
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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