更新日:2023年02月21日 17:44
スポーツ

天才レスラー武藤敬司の光と影を川田利明が激白「レスラーだけやっておけば」

全日本のギャラだけ戻ってきたのは…

川田は全日本退団前の1年間とその後のフリー時代で、事実上のノーギャラ状態が数年間にわたって続いたことになる。 「長い。長いよ、ホント。でもね、全日本のギャラに関してだけは、長い期間かけてちょっとずつ戻してくれたよ。1年か2年くらいかけて、分割で払ってくれたと思う。もう(払い込みは)終わってる。武藤の奥さんが『これは払わなきゃおかしくない?』って払ってくれたの。奥さんが会社に携わっていたから。武藤はプロレスラーとしての素質は、すごくずば抜けていたもしれないけど、経営者をやらなきゃよかったんだろうなって。全日本の株を、どこかの会社に売っちゃったりもしたよね。それは(全日本の生え抜きとしては)考えられないよ」

経営者としての評価は「マイナス」

当時の全日本の経営が傾いた原因を川田はどう捉えているのか。 「わからない。少なくとも、武藤が経営するようになってから(傾いた)。だから、彼はレスラーに専念していればよかったのよ。会社がそれだけ傾いているのに、武藤だけがそんなに潤っているっていうのもおかしな話なんだよな。だから、ホントね、繰り返すけど、レスラーだけやっておけばよかったよなあ、素晴らしい選手なのに。どう考えても、経営の素人がわかることじゃないんだよね。それまでプロレスだけをやってきた人間が、経営に口を挟むようになったらおしまいなのよ。経営者として(の評価)はもう……マイナスだろうね。もう一回繰り返すけど、プロレスだけやってきた人は経営に携わっちゃダメなの!」
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