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今は買えないシビックタイプRをお得に買う方法

運転していて楽しいのは…

オートクラブ

日産・フェアレディZ

 その点Zは、そんなに突き詰めた速さは追求していないし、ATも用意されている。アクセルをバーンと踏み込めば、MTだろうとATだろうと、405馬力のパワーが炸裂して、身をよじるように加速する。それだけで「ウッヒョー!」。運転していて楽しいのはZのほうだ。  ただZは2人乗り。荷物も少ししか積めない。対するシビックタイプRは、ゆったりサイズの5ドアハッチバック。後席は驚くほど広々している。ドライブモードを「コンフォート」にしておけば乗り心地もけっこういいので、ファミリーカーとしても十分使える。  MTというハードルさえ乗り越えられれば、これだけ伝説的で、これだけ実用的なクルマはほかにない。クルマ好きにとっては最終兵器だが、前述のように、すでに4年分が売り切れてしまった。中古車も出回り始めているが、相場は900万円前後。新車価格(499万円)の2倍近くになっている。無念。

しばらく待っていれば…

 ここで、耳寄りなお話です。しばらく待っていれば、シビックタイプRの新車が、まだ買えるかもしれませんヨ!  シビックタイプRの受注台数は、合計2万台に達している。シビックハイブリッドの受注が5500台というから、超スペシャルなグレードが、フツーのグレードの4倍も売れてしまっていることになる。これはどう考えても異常! 明らかに売れすぎだ。
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売れすぎれば…
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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