少年隊・錦織一清57歳がいま振り返る、あのときジャニー喜多川氏が考えていたこと
12歳でジャニーズ事務所に入り、1985年「仮面舞踏会」でデビュー。華々しい活躍を続けてきた少年隊の“ニッキ”こと錦織一清さん(57歳、@kazz_nishikiori)は、2020年12月31日にジャニーズ事務所を退所し、フリーランスになった。
2022年11月には、株式会社アンクル・シナモンを設立。自作の舞台を手掛けるなど、自らの道を開拓し続けている。そんな錦織さんが、恩師・ジャニー喜多川氏とのエピソードやダンス論など、すべてを語った自叙伝『少年タイムカプセル』を3月1日に出版し、発売当日に重版が決定するなど話題を集めている。
インタビュー前編では、時に3か月間も口をきかなかったというジャニーさんとの本気のケンカなど本書の内容に触れる話にはじまり、ともにYouTubeチャンネル「ニッキとかっちゃんねる」で活動する植草克秀氏とのエピソードや、レコードデビュー以前より、多くの歌番組に出演するなど、すでに表に立って活動していた少年隊が感じていた、同年代の歌手たちとの距離といった本音を明かした。
【インタビュー後編を読む】⇒「本音を言うね」少年隊・錦織一清が明かすサブスク解禁と“ジャニーズへの想い”
――とても濃い内容ですが、対談形式になっているので読みやすいです。この形式にしたのはなぜですか?
錦織一清(以下、錦織):僕たちは若い頃から多くのインタビューに答えてきたけど、アイドル雑誌が多かったから、ラフな喋り方をしていても、直してもらうことが多かったんです。そうすると、だんだんキャラクターもどこか平均的になっていくんですよね。その違和感がずっとあって、今回、せっかく自叙伝なので、もっと僕自身の喋っている言葉、キャラクターがそのまま出るものにしたいと思ったんです。
――しゃべりといえば、現在、植草克秀さんとされているYouTubeチャンネル「ニッキとかっちゃんねる」からも楽しそうな様子が伝わってきます。
錦織:YouTubeに関しては、興味はありました。休日に自転車で遠出したり、そこで写真を撮って紹介するとか、そうしたことをやってみたいなと。自分で動画を撮影してパソコンで編集してといったことも、勉強してやりたいと。ゆくゆくはね。でもそれもひとりで活動していくことに慣れてからだと思っていました。
そしたら、独立して割とすぐのタイミングで、植草と植草のいとこのスタッフが来て、「YouTubeをやろうと思ってる」と。最初は「かっちゃんねる」と付けてやろうと思っていたらしくて。だから「ニッキとかっちゃんねる」に関しては、全部、植草任せ。あいつは、経営的にも長けてるんですよ。世間からはどういう認識か分かりませんけど、世の中への嗅覚もあるし。
――本書でも、少年隊で一番、物事を俯瞰しているのは植草さんだとお話されていますね。
錦織:そうなの。だからやることも色々早い。YouTubeへの知識もそうだし、退所してからすぐに自分で会社を設立したりといったこともね。
自叙伝が対談形式になったワケ
「ニッキとかっちゃんねる」は、全部、植草任せ
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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錦織一清著『少年タイムカプセル』は新潮社より発売
錦織一清 オフィシャルサイト
https://unclecinnamon.com/
錦織一清 オフィシャルサイト
https://unclecinnamon.com/
『少年タイムカプセル』 「YOUは、天才だよ!」。その刹那、ひとりの少年の人生が大きく動き始めた―― |
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