その分、給料はそれなりの額でボーナスと合わせた年収は1000万円以上。そのため、現在も働き続けているが会社に対する愛着はなく、あくまでお金のために働いているに過ぎない。 「一番腹が立ったのは、この日は妹が結婚式だから出張は無理と話していたのに、直前になって出張を入れられた時ですね。課長と部長が2人して頭を下げてきましたけど、この程度の配慮もしてくれない会社にほとほと嫌気が差しました。収入は無駄遣いせずに貯蓄に回していますし、もうそれなりの額になるのでそろそろいいかなって。実は、収入が下がってものんびり働けるところに転職しようと思っていて、声を掛けて貰っている会社もあるんです」 　僻地ばかりの海外出張はもちろんのこと、結婚生活が破綻したり、身内の結婚式にも出席できないほど出張を入れる会社の対応には問題がある。給料が高かったとして長期で働くつもりであれば、慎重に判断したほうがよさそうだ。 ＜TEXT／トシタカマサ＞
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。