ライフ

“無職の漫画家”が職業訓練校に入った理由。「漫画しか描けないと思っていた…」<漫画>

“無職同士”は繋がりにくいからこそ…

——最後に読者や『働くこと』に葛藤している方へのメッセージはありますか? 清家:今は働く・働かないの間にたくさんの選択肢があってもいいと思っています。でも無職時代はそんな視点を持つ余裕はありませんでした。社会に自分が存在してない感覚というか、ずっとモヤモヤ、イライラしていて本当に寂しかったです。 それを無職じゃない人に心配されるのも、無責任に励まされるのも、ちょっと辛いんですよね。でも“無職同士”っていうのは働いている人に比べて繋がりにくい。 だからこそ、職業訓練校をはじめとした「自分は1人じゃない」と感じられる場がもっとあればいいのにと考えてきました。ささやかながら『無職の学校』も、“かつての僕ら”が集える共通項になってくれたらと思いながら描いてます。 <取材・文/日比生梨香子>
次のページ
次ページより『無職の学校』第1話を特別に一部公開
フリーライター。サブカルチャーとグルメ、自由業のキャリアに関心があります
記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ