更新日:2023年06月18日 17:35
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「同じチェーン店なのに味が違う」はなぜ起きる?マックのポテト、スタバのラテetc.

スターバックスのラテにも味の格差が

スターバックス

スターバックスラテのベンティサイズ。バリスタさんがハートを作ってくれた

 私は、スターバックスラテが好きで、ほぼ毎日飲んでいるのですが、ここ最近「美味しくないラテ」を提供される率が上がっていると感じます。  マクドナルドに味の違いがあるわけないといった知人に、スターバックスも店舗によって味が違うといったところ、「そんなわけはない」と言われたため、一緒にスターバックスを2店舗飲み比べ。見事に、1店舗目で「美味しくないラテ」が提供されたため、2店舗との「差」を確認でき、知人も納得した次第であります。  私が推定するに、スターバックスで提供されるラテの品質に差が生じている理由は、フラペチーノを頼む客が大半だから、ということだと思います。  スターバックスが日本に上陸した頃、スターバックスの看板メニューは「ラテ」だったわけですが、今や多くの人が頼むのは「フラペチーノ」。冬でもフラペチーノを頼んでいる若い人は多数派だといえます。  そうなると、ラテの注文比率は減り、結果的にきちんとラテを作れるバリスタさんが減ったのでしょう。私は、スターバックスラテを毎日飲んでいるため、提供されるラテが美味しいかどうかは、店員さんのミルクの注ぎ方で判断しています。

美味しいラテはバリスタさんで見分ける

 きちんとした作り方は、スプーンで抑えながらカップ8.5分目ぐらいまでミルクを注ぐ。その後、残ったフォームミルクを注ぐ、ということだと思います。そうなると、フォームミルクがぴったりカップ上部にまで達した状態となるわけです。しかし、美味しくないラテの場合、エクプレッソなの?というぐらいフォームミルクが多め。また、フォームの位置がカップ上部よりもだいぶ下であるわけです。そして、そういったミルクの注ぎ方をするお店は、マニュアルが徹底されていないのか、コーヒーも酸化している感じがして、びっくりするぐらい美味しくないラテを渡されてしまうわけです。  では、美味しいラテを提供されるときはどんな様子かといったら、バリスタさんが、ミルクを注ぐ前に、ミルクの入った容器をトントンと叩きつけてから注ぎます。これは、以前のスタバ全店で当たり前だったやり方ですが、最近はオペレーションが変わったのか、これをやってくれるバリスタさんは稀。ただ、これをやってくれるバリスタさんが提供してくれるラテは、ほぼ100%当たりであります。  なお、私の個人的な判断基準としては、都市部の店舗が美味しい傾向があります。また、黒エプロンをつけたバリスタさんがいる店舗も美味しい傾向があるといえます。  今回は、これらチェーン店を例として挙げましたが、おそらく他にも「店舗による味の違い」があるチェーンはあると思います。実際、ラーメンチェーンの天下一品は店舗による味の違いがあるらしく、ネットを検索すると「天下一品ランキング」や「直営店が美味しい」といった意見が出てきます。  昨今は、食べログやミシュランガイドなどによって、なかなか予約の取れない人気店めぐりが、グルメの王道といった風潮がありますが、私は、それよりも、チェーン店の美味しい店舗を探す方が安上がりで、楽しいと思います。  同じブランドでも、家の近くと隣町の店舗とでは、味が違う可能性があるため、ぜひチェーン店の美味しい店舗探しをすることをおすすめします。
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

もう新品は買うな!もう新品は買うな!

もう大量消費、大量生産で無駄遣いをするのはやめよう

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