2009年に閉園した遊園地の今。「侵入者を防ぐ高い塀」がもたらした“皮肉な現象”
―[テーマパークのB面]―
全国に数多くあるテーマパーク。今もなお新しいテーマパークが生まれては人々を楽しませ続けている。しかし、そんなテーマパークには、あまり語られることのない側面が存在する。そんな、「テーマパークのB面」をここでは語っていこう。
東京西部の多摩地区。小高い丘が並ぶ丘陵地に、かつて「多摩テック」という名の遊園地があった。1961年に開園したこの施設は、モータースポーツをテーマとした遊園地、という意味でテーマパークの先がけともいえる施設だった。
2009年に閉園した多摩テックの今
侵入者を遮る「高い緑色の塀」
ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)
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