更新日:2023年08月23日 16:31
仕事

“カキにあたらない時代”がついに到来か。「中毒の原因」を取り除いた企業の執念

いずれは地域や時季を問わずカキを楽しめるように

 世界中どこに行っても一年中おいしいカキを味わえる日が来るのも夢ではないのかもしれない。しかも“あたらない”となれば、カキ愛好家にとってはなんとありがたいシステムを開発してくれたものだと感謝しかないのだが、吉田氏は最後にこんな話をしてくれた。 「カキは栄養価の高い“スーパーエナジーフード”です。カキが苦手だという人にも安心して食べていただけるようになるのではないでしょうか。そんな食文化を作っていけるよう、今後も努力を続けていきたいと思っています」  吉田氏の頼もしい言葉に、それまでカキ食を封印していた私もそれを解禁できる日が見えてきた気がした。カキへの“片想い”が“両想い”になる日が確実に近づいている。 【吉田琇則(よしだ・ひでのり)】 株式会社ゼネラル・オイスター代表取締役CEO。1967年、岩手県盛岡市出身。大学卒業後、株式会社ヴェルファーレ代表取締役、株式会社エイベックス会長秘書などを経て2000年に株式会社ヒューマンウェブ(現・ゼネラル・オイスター)を設立。「カキ」をテーマに養殖や卸、飲食店運営などの事業を展開している。 <取材・文・撮影/松本壮平>
ライター&編集者。日本唐揚協会認定カラアゲニスト。「からあげの聖地」である大分県中津市出身。専門店だけでなく、居酒屋、食堂、スーパーなどで唐揚げを見つけては食べてみる「から活(からあげ探索活動)」を継続する一方、話題食などの食レポ記事も執筆する。
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