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長時間フライトでも疲れない「飛行機の座席位置」を徹底考察。人気は前方座席だけど

通路側か窓側か

エコノミークラス

ITAエアウェイズ 3-3-3配列のエアバスA350

 座る区画が決まったところで、座る位置はどこがいいだろう。中間席にわざわざ座る意味はないので、窓側と通路側の選択になる。これは好みの問題なので一概にどちらかということはできない。飛行機旅行の醍醐味のひとつは、雄大な空からの景色。だから常に窓側を選ぶ人は多い。  この場合はラバトリーに立つと隣席2名に足を引いてもらうなり、立ち上がってもらって出るしかない。ただし、長距離便では食事時間が終われば昼間でも客室全体を強制的に夜間モードにされてしまう場合がある。この状態で窓のシェードを上げるのは勇気がいることから通路側に軍配を上げる人も多い。  窓側にこだわりがない人は通路側に座ることになる。通路側は自分の立ち上がりたいときにいつでも自由に移動ができる。しかし、隣席の人がラバトリーに行くような場合は立ち上って場所を譲ってあげなくてはならない。  この場合、立ち上がる頻度を考えよう。3‐3‐3配列の場合に窓側3列の通路側に座ってしまうと2名に場所を譲ることになる。そこで、中央席の通路側を選ぶと内側中央の1人に譲るだけで済む。ラッキーであれば逆の通路に出てもらえる場合もあり、自分が立ち上る頻度は格段に減る

エコノミークラスで最適な場所は

エコノミークラス

ITAエアウェイズのエアバスA350-900

 話をまとめると、ゆっくり休めるのは、「後部座席区画で、中央部の通路側」という結果になる。今回の話は、あくまで筆者の経験に基づく個人の意見が多く含まれる内容につき、実際に利用される際に、参考程度にお読みいただきたい。それでは、素敵な旅を! <取材・文・撮影/北島幸司>
航空会社勤務歴を活かし、雑誌やWEBメディアで航空や旅に関する連載コラムを執筆する航空ジャーナリスト。YouTube チャンネル「そらオヤジ組」のほか、ブログ「Avian Wing」も更新中。大阪府出身で航空ジャーナリスト協会に所属する。Facebook avian.wing instagram@kitajimaavianwing
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