中国を抑止?自衛隊駐屯地ができた石垣島で、島民の賛否を聞いた
<石垣の自衛隊駐屯地を考える その1>
昨年(2022年)末、日本の防衛のあり方を大きく変える決定がなされた。いわゆる“安保3文書”(「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」)が12月16日に閣議決定され、「反撃能力」保有が明記されたのだ。
そして2023年3月16日、石垣島に陸上自衛隊の駐屯地が開設された。尖閣諸島に艦船を常駐させたり、台湾併合の野望を隠さなくなったりしている中国に対し、アメリカと共にこの国を守っていこうというのが、近年、この国が南西諸島において、点々と基地を開設し続ける理由である。そうした基地開設のインパクトは、島にとって大きかった。そのため、島の中では、意見が割れている。
本連載では3月に駐屯地が設置された石垣島での基地についての賛否両論を聞いてまわり、基地が島にもたらした影響について、考えてみようというものだ。第一回では、基地を見に行った様子、途中、出会った方たちに話を聞いてみた様子をお伝えする。
3月、石垣島に自衛隊の駐屯地ができた理由
島民の間でも賛否がわかれる
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