ライフ

「手取りは月10万円台、交際経験もない」49歳の嘆き。500人アンケートで見えた令和の“弱者男性”の姿とは

令和の“弱者男性”が抱える生きづらさとは?

新型[弱者男性]の肖像一方で弱者男性は少しずつ変容が進み、明確な“貧困層”以外にも拡大している。 男性問題に詳しいライターのトイアンナ氏は「女性からDVを受けたり、離婚後に子供の親権を奪われた男性など、旧態依然の男性像に基づいた社会設計に苦しむ男性の声も大きくなっている」と話す。 男性専門のカウンセリングを行っている臨床心理士・濱田智崇氏も「コロナ禍以降、妻やパートナーからのDVを訴える男性の相談は増えており、配偶者や恋人がいても心理的な“孤独”を抱える男性が増えています」と語る。 トイアンナ氏は「もともと古い男性像の呪縛に苦しむ男性はいましたが、長引く不況や社会不安が“男のしんどさ”に拍車をかけた」と分析。 令和の“弱者男性”が抱える生きづらさの正体とは何か? 今も現状にあえぐ男たちの声を検証する。 【批評家 杉田俊介氏】 文芸評論や労働/貧困問題について著述。近著に『男が男を解放するために非モテの品格・大幅増補改訂版(Pヴァイン) 【ライター トイアンナ氏】 マーケターとして勤務後、ライターとして独立。恋愛とキャリアを中心に執筆。近著に『ハピネスエンディング株式会社(小学館)』 【臨床心理士 濱田智崇氏】 京都橘大学総合心理学部准教授。’95年、日本初の男性専用相談ホットラインを開設。全国の“男の生きづらさ”の相談に取り組む 取材・文/週刊SPA!編集部 撮影/宮下祐介 モデル/高橋一路 ※10月17日発売の週刊SPA!特集「新型[弱者男性]の肖像」より
1
2
3
4
週刊SPA!10/24・31合併号(10/17発売)

表紙の人/ 生見愛瑠

サブスク「MySPA!」なら発売日の1日前からすぐ読める!
プランの詳細はこちらから
おすすめ記事
ハッシュタグ