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バン仲村46歳の野望と“意外な素顔”「需要がなくなったらいつ消えてもいい」

いつバン(BAN)されてもいいから「バン仲村」

バン仲村

BreakingDownではKO勝ちをおさめ、ラップバトルではプロのラッパーに勝利するなど実力者でもあるバンさん

 傷害事件から数年後、瓜田さんとの因縁と向き合って清算するため、BreakingDownで戦うことに。2人の戦いは大きな話題となり、ともに同大会の看板選手となったが、バンさんは「BreakingDownに出場することにも、肩書きにも固執していない」と話す。 「世の中から需要がなくなったら、いつ消えてもいいと思っている。例えば、ケンカバトルロワイアルはYouTubeの総再生回数が3200万回を超える人気コンテンツになったけど、俺より運営にふさわしい人が現れたら、喜んで受け渡すつもり。自分のやりたいことも、世間から必要とされていることも、常に変わる。その時々で求められる自分でありたい。恋愛観も同じで、何かに、誰かに執着するのは好きじゃない。いつでもBANされていいと思っている。だから“バン仲村”なんだよね」  そんなバンさんが著書『人生はバズったもん勝ち』(宝島社)でも挙げている尊敬する人物は、意外にも「とんねるず」石橋貴明と北野武だという。 「タカさんはお笑いはもちろん、俳優や歌手など多くの顔がある。武さんの場合はそれに加えて映画監督の顔があって、多才だよね。引き出しが多いのも、それぞれで評価されているのもかっこいいよね。2人に憧れているけど、いつかは越えたい。『○○のバン仲村』じゃあなく、“バン仲村”と名前だけで勝負できる人になりたいね」  主催するケンカバトルロワイアルでは、クセの強い格闘インフルエンサーを束ねるバンさん。大物芸人にも匹敵するほどの風格漂う彼からまだまだ目が離せなさそうだ。 <取材・文/橋本岬> 【バン仲村】 本名、仲村光。山梨県生まれ。山梨学院大学経営情報学部経営情報学科卒。山梨学院大学大学院社会科学研究科修士課程修了。甲府市内で日焼けサロンや無料案内所などの経営を手掛ける実業家。格闘技イベント「BreakingDown」の看板選手で、同じく格闘技イベント「ケンカバトルロワイアル」の代表も務める。公式X(旧ツイッター):@nakamura_tvtv
IT企業の広報兼フリーライター。元レースクイーン。よく書くテーマはキャリアや女性の働き方など。好きなお酒はレモンサワーです
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