更新日:2024年12月06日 13:35
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1万円で購入した“FENDIのマフラー”を買い取りショップへ持ち込んだ結果…TikTok「危険な配信ビジネス」の実態

リサイクルショップを装った中国系店舗が乱立

[危ない配信ビジネス]の世界

新大久保にある、リサイクルショップを装った偽ブランド品販売店をスタジオとして使用し配信しているという

 一種の闇バイトと化しているようだが、広瀬氏によると、ライブ配信用のTikTokのアカウント売買も行われているという。 「今年に入り、アカウント買い取りますという書き込みが増えました。業者の拠点は新大久保にあると在日中国人から聞いたことがあります。リサイクルショップを装い、偽物を扱う中国系店舗がいくつかあるのですが、そこで配信しているようです。昨年10月から水際対策が強化され、偽ブランド品の輸入はかなり厳しくなりましたが、国内在庫については、どうやら大量輸送を請け負う中国系配送業者を使う裏技があるようです」

中国版TikTokで流行する「ライブコマース」が持ち込まれた結果

 TikTokの本家・中国版には、ライブ配信を見てアプリ内でそのまま商品が買える「ライブコマース」が数年前から流行しているが、その手法が日本にも持ち込まれたかたちだ。ただし日本版TikTokにはライブコマース機能はないため、実際の売買はLINEなど外部アプリに誘導するという仕組みをとっているのだろう。  TikTok上で堂々と偽物を販売する輩が増えるなか、運営会社はどう答えるのか。
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TikTok運営会社の対応とは
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