仕事

スマホ没収、夜の行進40km…“地獄の社員研修”がハードすぎる。「時代錯誤」の声に担当者は

会社と同じ環境を再現し強靭なメンタルをつくる

[強メンタル]を育てる方法

自己紹介やラジオ体操、挨拶にいたるまで、とにかく「全力」がモットーの訓練期間。普段は出さない声量で話すため、2~3日目で声がガラガラにかれてしまうことは日常茶飯事だ

「毎朝5時30分に起きて朝礼。一人ひとり大きな声でスピーチをした後、清掃をします。そしてその日のリーダーが管理者に報告。点数がつけられていくのですが、リーダーが問題発見能力、伝達能力、時間管理能力を持っていないと、合格点は出ません。メンバーはランダム。会社と似た環境をつくってどう動くのかが試されています」(広報担当者)

人前で歌う、ひと晩で40km行進。社会と断絶して自分を追い込む

強靭なメンタルをつくり上げる特別カリキュラムはまだまだある……。
[強メンタル]を育てる方法

一日の多くを占める座学中の一コマ。礼儀とは、仕事とは、管理者とは何なのかを学ぶ。「基本動作10か条」を暗記し、皆の前で発表する時間もある

「消極的姿勢を打破するため、施設近くの駅前に立って、大声で歌を歌う訓練(現在は研修施設内で実施)。また膨大な量の課題と、それを発表するプレゼンなどがあります。そして、7日目に行う大きなイベントが、一晩かけて40㎞歩き続ける『夜間行進』。グループに分かれて指揮官を決め、メンバーに指示を出し先陣を切ってもらいます。あくまで追い込まれたときにどうするか、過程の様子を見ているんです」(広報担当者)
次のページ
地獄の訓練の一日のスケジュール
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ