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陸上自衛隊初の心理幹部が教える「強メンタル」のつくり方。感情の乱れを静める“DNA呼吸法”とは

理不尽な上司やわがままな部下、さらには居丈高な取引先との軋轢から、誰しもメンタルをやられてしまうことはある。ストレスフルな時代と言われている今、強メンタルを手に入れるにはどうすればいいのか? 打たれ強く生きるためのノウハウを学ぶ。

自衛隊式!3つの魔法の言葉をつぶやくDNA呼吸法

自衛隊

※写真はイメージです

社会にはいかにストレスフルな環境下であっても、強い義務感によって職務の遂行を期待される仕事や組織がある。その一つが自衛隊だ。 「有事でもパニックに陥らず、いつも通りの判断を下せること。究極的にはそれが戦場の兵士に求められるメンタルです」 こう語るのは、陸上自衛隊初の心理幹部という経歴を持つメンタルレスキュー協会理事長の下園壮太氏。 「不安や緊張が強い心理状態では、普段のパフォーマンスは発揮できません。同じ事象でも、うつ状態の人のほうが普通の人の2~3倍もダメージを受ける。つまり、強メンタルの持ち主とは、常にうつ状態を避けられる人や“平常心だと自分がしないような失敗”を冷静に回避し続けられる人と考えていいと思います」

DNA呼吸法で感情の乱れを静める

下園氏によると、常に強メンタルでいるために重視すべきなのは「睡眠」だという。 「自衛隊員にも徹底して指導してきましたが、まずは9時間を目安に睡眠を取るよう心がけてください。基本的なことに思えるかもしれませんが、実は日本人の大半は自覚なく慢性的な睡眠不足に陥っています。弱メンタルに対する最高のクスリは睡眠。精神安定剤などを求めるとメンタルはかえって弱くなります」 だが、現実には戦場の兵士と同様、会社員でも寝不足の疲労状態で頑張らなければならないときがある。そこで普段の自分を一時的に取り戻すのに効果的なのが「DNA呼吸法」。
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3つの言葉とは…
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