“コスパ重視”で考える大学受験。共通テストの難化で見えたこと
―[貧困東大生・布施川天馬]―
前回、私は共通テストの難しさについて言及した記事を出しました。旧来のセンター試験は共通テストと名を変え、形式も変り、数年がたっていますが、その難易度は年々難化の傾向にあります。その結果として、今の共通テストは、東大や京大、医学部を受験するような超高位層とそれに準ずる高位層の仕分けには役に立っていますが、それより下位の一般層にとっては意味不明な入試に成り下がっているとお伝えしました。
2024年現在、大学入試にも多様化の波は押し寄せています。もはや一般入試だけではなく、推薦入試や総合型選抜入試などのカードが切れるようになりました。そして、コスパだけを考えるならば、一般入試よりも推薦や総合型選抜の方が優れています。
今回は2024年の入試から考える「コスパの良い大学入試」についてお伝えします。
一般入試はもう古い?
お金に余裕があるなら推薦入試を目指せ
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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