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すぐに辞めた新入社員たちの後悔「“人生の天井”が見えちゃうなんて思っていたけど…」

すぐに辞めて後悔

疲れきった主婦 その後は起業することもなく、マッチングアプリで出会った現在の旦那と結婚した。そして妊娠、出産、現在に至るわけだが、会社をすぐに辞めてしまったことを後悔しているようだ。 「結婚してからドラッグストアでバイトしていましたが、妊娠がわかって辞めました。キャバで微々たる貯金はできましたが、もしもあの会社を辞めていなければ、産休も育休も取れたんだな……と思うと、バカだったなあってしみじみ思います。  あと、職場恋愛&結婚は夢がない、“人生の天井”が見えちゃうなんて思っていたけど、今の旦那の年収は500万円ぐらいなんです。あのまま辞めないで働いていたら私が旦那より稼いでいたかもしれないし、もう少し年収の高い人と結婚できていたかもしれない……と、たまに考えてしまいます」

「10年前に戻りたい」

 東京都在住で不動産屋勤務の増岡幸助さん(32歳・仮名)も「できることなら10年前に戻りたい」という。 「僕は大学を卒業して、ある会社の営業事務として就職しました。初年度の年収は300万台。僕的にはそれでぜんぜん満足していたんですが、卒業後のサークルの飲み会で同級生たちの年収を聞いたら、嫌になってしまったんです」  彼らは不動産関係の営業をやっていて、「月収80万円をこえていると聞いた」そうだ。 「話を聞いてみると、固定給が当時の僕と同じくらいの給料だけど、インセンティブがすごい。ノルマはあるけど、ほとんどの人がこなせると言われて、翌週そいつの紹介で面接に行きました」  ものすごい行動力。その甲斐あってか面接は合格。すぐに転職したという。しかし、その結果……。
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転職先はブラック企業
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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