更新日:2024年05月12日 17:33
仕事

113キロから「10ヶ月で53キロ減量した」30代男性。デメリットは「妻から浮気を疑われたこと」

デメリットは「妻から浮気を疑われたこと」

建部博氏

減量前に娘さんと撮った1枚。意外にも外見の変化には言及されていないそうだ

——お子様もパートナーの方も、変貌ぶりに驚かれたのでは。 建部:子供は案外、無頓着で。遊べることは当然喜んでくれているはずですが、見た目の変化はそれほど言及されませんね。一方で妻には長年、健康面の心配をかけてしまっていましたから、とても喜んでくれています。かつては万一に備えての保険に入ることすら叶いませんでしたし……。また見た目上も健康的になったことで、ママ友への紹介もしやすくなったようです(笑)。 ——見た目に健康、仕事、家庭。すべてが上手く運んでおり、成功譚としてあまりにでき過ぎです……(笑)。つかぬことを聞きますが、思わぬデメリットはなかったのでしょうか? 建部:減量期間中は、目に見えて髪が薄くなってしまいました。内臓としてはともかく、毛髪には栄養が足りなかったのでしょう。維持期に入ってから、少しずつ復活してくれたのでよかったのですが。あとは妻から「急にダイエットするなんて、浮気してるんじゃないの」といったような、あらぬ疑惑をにわかに持たれていることですかね。 ——疑いたくなる気持ちもわかります。 建部:自分でも「かっこよくなりたいからダイエットを始めたんだよ」などと言っているのがいけないのでしょうけど(笑)。恋愛的な意味でモテたいとかではありませんが、純粋に人として素敵になりたい気持ちはそりゃ、ありますから。そうした性別にかかわらない意味での、周囲の人たちからモテたいという気持ちは今でもあります。あとは、痩せて服選びの楽しさを思い出せたのも、個人的にうれしい変化でした。

服のサイズは「5L」から「M」に変化

——サイズはどのくらい変わったのですか。 建部:最大で5Lを着用していたのが、今ではMサイズか、場合によってはSサイズです。クローゼットは一新するほかなかったので、それなりの出費になりましたね。ただ、5Lだと服探しにも難儀するんです。体が入るものは袖や裾が余るし、あったとしても謎の英字ロゴがドン!と主張するようなものばかり。だから稀に納得できるものを見つけると手当たり次第に買う始末でした。そのため服飾費も今の方が抑えられています。 ——どう転んでも、いいことずくめ! ただし、ダイエットにおける最難関の敵は「維持」。現在はどのようにキープされているのでしょうか。 建部:ウォーキングは、頻度も距離も減量期と大きく変わらず継続しています。ラジオを聴いたり、あるいはデジタルデトックスを兼ねるような形で考え事をしたりしながら、通勤路を歩く。生活のなかに効率的に落とし込めているので、無理なく続いています。  食事は打って変わって、バランスのよいものをきちんと摂る方向にシフトしました。1日1500〜2000kcal・糖質175gを基準に、炭水化物も週に3回食べています。くわえて筋トレも始めましたし、年に数回はお酒も飲むようになりました。手前味噌ながら、しっかりコントロールできていますね。
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「紙の雑誌」を出すことを大切にしていきたい
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コンビニで買えるビール類はほぼ全制覇しています。本は紙派。さらに調味料と服とスペースエイジ系のインテリアを収集しているため、収納不足に陥りがちです。好きな検索ワードは「備忘録」
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