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元人気グラドルが語る“AV出演強要”の実体験「洗脳されていたのかな、と今は思っています」

AV業界へのイメージは明るいものに

――でも出演強要の経験があって、AV業界に対してマイナスイメージはありませんでしたか? 金松:そうですね……。ただ、当時とは違って「AV新法ができた」という話は知っていました。それに三上悠亜さんや明日花キララさんみたいなセクシー女優さんが活躍していたのもあって、当時のイメージとはガラッと違っていましたね。むしろセクシー女優さんは、みんなかわいくてスタイルもいいので「私が同じ場所で戦えるの?」と思っていました(笑)。 ――実際にデビューしてみていかがです、戦えそうですか? 金松:もう今年35歳になるんですけど、若い子とは違う魅力があるんじゃないかな、と思っています。大人の色気が好きな男性もたくさんいますからね。ルックスやスタイルは勝てないと思っていましたけど、自分の努力次第で戦える、と今は感じています。 ――その覚悟があるからか、デビュー作は高評価ですね。やっぱりグラドル時代からのファンの方もたくさん見ているようで。 金松:「やっと出てくれたか」って感じですかね。でも「男優さんとカラんでいるのが見られない」って方もいて「早くヌードイメージDVDを出してほしい」と希望されました(笑)。

AV新法は女の子が出演するために大切な存在

セクシー女優の金松季歩――先ほどちょっとAV新法の話が出ましたが、やっぱりAV新法があったから安心してデビューできたんでしょうか? 金松:そうですね。この法律があれば出演強要はできない、というのを私自身がデビューのときに実際に感じたので。「私がどうしたいのか」、つまり自分の意思を尊重して出演できるのは、安心できる点ですよね。もし「やっぱりやめたい」となったときにやめられるのも、良いところだと思います。 ――契約から撮影まで1か月の期間がありますが、金松さんはその間に悩むことはありましたか? 金松:私はもう決意を固めていたので、考えていたのは「この1か月でどれだけ自分をキレイにできるか」だけでしたね。
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AV新法には改善点も多い
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単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

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