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2年ぶりの帰省で金遣いの荒い両親にイラッ「BMW買うより奨学金の返済に」――仰天ニュース傑作選

母親からのプレゼントが不満のタネ

ギフト 山本さんは大学進学を機に上京し、そのまま東京で就職。7年前に結婚もして32歳のときには都内にマンションも購入している。親子仲は基本的に良く、母親からファッション用品や美容品、食料品などをよくプレゼントされるそうだが、それが不満のタネだという。 「確かに自分では買いにくい流行の調理家電や高級化粧品をもらえるのは有難いんですが、私の家庭には必要ないものが圧倒的に多いんですよ。東京の自宅は60平米弱でスペースに余裕があるわけでもない。捨てるには惜しいものも多く、母の代わりに不用品をメルカリで出品し、お小遣い稼ぎをさせてもらっています。  ただ、無駄な手間もかかるし、自分が好きな買い物もできるように、最初から現金でもらえたら一番嬉しいのに……と思わずにはいられません」  30歳を過ぎた現在も毎年のように数万円のお年玉をもらっているそうで、何とも贅沢な悩みにも聞こえてしまうのだが、山本さんが母親の買い物に不満を強く感じている背景には、それなりの理由がある。

高級車を買う余裕があるなら「奨学金の返済にまとめて充ててほしい」

 山本さんは高校を1年で中退。実は地元で2年ほどのひきこもり生活と3年ほどのフリーター期間を経験し、高卒認定試験を受けて、私立大学の理系学部へ進学・卒業したという経歴を持つ。 「ちょうど大学進学のタイミングで、父が大手家電メーカーを早期退職した関係もあって、私は大学卒業までに600万円以上の教育ローンを借りたんです。母はずっとバリバリ働いてきたし、父も地元の小さな工務店に再就職して、いまの実家に経済的な余裕があるのはわかるんですけど。  奨学金などの返済がまだ半分近く残る私としては複雑な気持ちですよ……。この帰省で車をBMWに買い替えていたことが判明したんですが、どう考えても私の借金の利子が無駄じゃないですか。そんな買い物する余裕あるなら、私の奨学金の返済などにまとめて充ててほしいです
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金遣いが荒い両親に「節約しろ」と言われても…
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1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

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